2005年12月14日

幼児教育の大切さ

 広く学校現場を見回すと、現実として、不登校、いじめ、校内暴力、その他様々なびっくりするようなことが起きています。 特異な行動をとる子どもたちも、小さい頃はまわりに愛嬌をふりまき、誰が見ても本当にかわいい子であったと思います。町で子どもたちを見かけると、どうして成長すると何人かが問題行動を起こすようになるんだろうなと、ふと思うことがあります。そう思うとむなしさがこみ上げてきます。何とかならないものかと思います。 子どもの成長には、家庭、学校、社会との関わりが大きく影響します。どの関わりも、大変大切なものばかりです。何か事件があってテレビに映ると、原因は何かということが注目されるし、気にもなるところです。最近は、動機も原因も大人からみれば、大変理解に苦しむ事件が多くなったような気がします。 最近、脳と心の関係が注目されるようになってきました。子どもの発達には、臨界期という特定の能力を伸ばすことのできる時期があって、その時期に必要な刺激が与えられなかったら、その子どもは一生その能力を発揮することができないといわれています。そのいい例に、インドのベンガル地方で見つかったオオカミに育てられた2人の少女があげられると思います。シング夫妻が献身的に世話をし、教育を施したにもかかわらず、年上のカマラは病気で亡くなる推定年齢17歳のときでさえ、3、4歳くらいにしかなれなかったそうです。 私たち人間は、年齢に応じて人間として必要なことを身につけながら成長していきます。どこかで何かが欠けたとき、それがやがては、困った現象として現れるときが来るのではないかと思います。大きくなってからではどうしようもない状態になることも考えられます。取り返しがつかないことを起こさせないためにも、私たち大人は、年齢に応じて身につけさせなければならないことは何かをしっかり見据えていかなければいけないと思います。   


posted by 市浦小 at 16:28 | 校長
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